身体感受性をあげて2012/02/15 16:29

体癖という言葉をご存じでしょうか?

ビューティペルヴィスの基本的な考え方の基となる野口整体の身体の見方に体癖というものがあります。

字のごとく、身体の動きの特性、反応の方向性ということですが、簡単に言うと、例えば広~い空間で何処にいるのが落ち着くか?というのも体癖のひとつの現れです。

広い空間の端っこが落ち着くのか、真ん中でドーンと手足を伸ばしているのが好きなのか・・人それぞれですよね。
レッスンでも毎回生徒さんの定位置みたいなものが見えます。

狭いトイレにいる時が落ち着くの~とか高い所から下を見下ろすのが好きとか、環境にたいする身体の感受性みたいなものは人によって反応がまちまちです。それはその方の身体の在り様によって実は分類できて、それを野口整体では体癖と呼んでいます。

ま、血液型占いみたいなもの?

それより実は根拠が確かで、「人は見かけによる」ということがわかります。

人との相性というのも体癖から判断できるのですが、私が一番大事にして欲しいと思うのは、身体感受性そのものです。

つまり、自分の快・不快の感覚

好きとか嫌いとか、直観とか・・

女性は子宮で考える、と言われますがその通りで、骨盤の可動が男性より大きい女性は感受性も豊か。
論理的な判断は苦手ですが、決断は得意です。(男性は逆ですね)

そうそう、骨盤の可動の大きさと感受性にどんな関係があるの?
と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、その話は文章に書くのは大変なので興味のある方はレッスンにいらしてくださいませ。

話を戻すと・・自分の心地良いという感覚に従って生活すると心身共によく緩みよく縮む、弾力の良いコンディション(=健康)を保てます。自分にとって何が必要で何が要らないのか、とかもさらに見えてきます。
ということは悩みはあったとしても惑うことは少なく、自分にとってのベストアンサーにたどり着きやすいということですね。

逆に、我慢ばかりを重ねていると、心身が麻痺してきて身体感受性は落ちてきます。骨盤の状態をみると底部ばかりが硬直しそこから全体に縮みきることも緩むこともできない中途半端な緊張状態です。そうなるとさらなる興奮・緊張を求めてワーカホリックになったり、お酒やギャンブルに走ったり、何かに依存するという症状がでてきます。
自分の中に確固たる自分の拠り所がなくなるのでいつも不安。占いや自己啓発セミナーにはまるパターンです。(今、ワイドショーで話題の彼女はそんな状態かもしれません)

骨盤は縮んで緩む、そこに人の自然調整能力があります。

不快と感じるのは身体の防衛反応。緊張し骨盤が縮んでいる状態。自らを守るための身体からのメッセージです。

社会生活ではすべての不快を避けて通るわけにもいきませんが、そうしたメカニズムを知っておいて、あとでちゃんとご自分をリセットし自分の感受性が鈍らないよう・・ご自愛くださいませ。

身体感受性を高めたり、今そこにある自分にリアリティを感じ内なる感覚をあげるためには「身体を動かす」ということが良いようです。

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