akiko beauty style

GWに読んだ本をご紹介します。
仏教法話で「怒らないこと」

僧侶がお釈迦様の教えをわかりやすく解説している本ですが、けして小難しい事がかかれているわけでなく、さらに宗教色の濃い特殊な内容でもなく、誰が読んでも理解できてそこそこ納得のいく話だと思います。

私は信仰心がないので、宗教臭い書籍には違和感を覚える事が多いのですが、これは読んでいて全くそうした感がありませんでした。
ありがちな自己啓発本とも違い、お説教じみたところや強迫じみたところもなく、読み終わってすがすがしい気分です。

仏教法話と聞くと難しい本のようなイメージですが、きっと中学生が読んでもわかると思います。（時々読めない漢字があるけど・・）
「単純な話を小難しく語ることは簡単なこと、幼児に言って聞かせて理解できるように話すことが人に何かを伝える基本だ」と誰かが言ってたっけ・・

まさに、そうゆう本です。是非多くの方に手にとっていただきたいオススメの一冊。

内容は、とにかく「怒らずにいましょうね」ってことなのですが、怒ることがなぜよくないのか、とっても腑に落ちるお話でした。

以前、「何があっても「ありがとう」と言いましょう、そうすればあなたを取り巻く状況は好転していきます」という話を説かれたことがあったのですが、車に轢かれてもありがとうと言え、と言われて「んなわけないじゃん！」と心の中で思いっきり突っ込んだことがありました。
まあ、確かに、車に轢かれてありがとうと言えるって事は死んでないわけだから、それだけでも「ありがとう」なんだろうけど・・。
絶対無理！と思ったものです。
そもそも、感謝の念もないなのに「ありがとう」とか、あと常に「笑顔でね！」とこの仕事を始めるあたってはしつこく指導されたものですが、それにも抵抗あり。

嬉しくも楽しくもないのに笑えません！っいうのが正直なところ。

でも笑顔でいれば楽しくなってくるのよ、と・・。身体と心は一体ですから否定はしませんが、できれば楽しいから笑いたいのです。
仏頂面でいるよりつくり笑顔でもそのほうがましなのかもしれませんが、ものすごい違和感を感じていました。

怒る事は楽しむ事の反対です。そして怒りの感情は自分を傷つけ不幸にしていくだけということが書かれています。
つくり笑顔も常に感謝もできないないかもしれませんが、怒らないでいること、それは実行していきたい、できる、と思いました。その先に本当の笑顔と感謝があるような気がします。

宗教は嫌い、という方もいらっしゃると思います。
でもこの著者の僧侶はおっしゃっています。仏教は信仰ではなく心の科学だ、と。

納得の一冊です。

この著者はたくさん本をだしていて、今べつなものも読んでいる最中です～