地震の後で・・2011/03/13 14:25

金曜日、「みなとみらい」でのレッスンを終え、地下の駅ホームで電車を待っていた時でした。
地下は揺れが弱く、これほどまでの大災害が起きたとは想像すらしていませんでした。

結局、みなとみらいから横浜まで歩き、横浜で電車が復旧するのを待っていましたが「JRは復旧見込みなし、徒歩で帰宅できる方は・・」のアナウンスで事態をようやく察知・・。

6万人と言われた横浜駅での帰宅困難者の一人となりました。

1人で過ごすことに恐怖を感じ、誰か知っている人のいる場所へ・・と思い立って移動。

通っている専門学校のビルに向かうと、非常階段は壁に亀裂がはいり崩れた壁材が階段に散らばっている。

余震で崩れるのでは・・との恐怖で駅前のホテルロビーに移動、避難。

数人の知人と巡り合えたのでそれが救いでした。


子供を託児所に預けていたので、子供の事が気がかりで・・・
電話は通じず、ようやくメールで家族の無事を確認。

横浜はビルの天井が落下してたり、歩道の敷石が浮き上がっていたり、壁が崩れる建物・・・川の水位が上がる・・・横浜を右往左往しながら行き場を探していた時に見た光景です。

あぁ、大きな地震だったんだ・・と認識があらたになるに連れ恐怖がましてきました。

でも本当の実態を知ったのは夜中過ぎに自宅に帰れてから・・・・

ほんの10時間ほど帰宅困難になっただけ、家族の安否がわからなかっただけでも怖いと思ったのに・・・本当に家を失い家族を失っていたら、現にそうゆう現実に見舞われた方がものすごい数・・。

想像するだけで涙が今も止まりません。

レッスンに参加してくださっていた皆さんも、同じような思いをしてそれぞれ何処かを彷徨っていたことと思います。

暖かい灯りと食べ物と家族の姿・・・普通の暮らしがおくれることの幸せを身に沁みながら、誰かに手を差し伸べられることができたらという思いです。

人は人によって救われます。

多くを失った方々の心が癒される日が来ることを祈るばかりです。