体癖のお話 その12009/04/03 22:46

春ですね~、桜の勢いが一段と増してきました。
みなとみらい地区では上を見上げてカメラをかまえる方を大勢見ました。私もその内の一人・・

さて、今日はレッスン前にお友達とランチ。「体癖」の話でしばし盛り上がりましたので、少しご紹介します。

「体癖」というのは整体の創始者である野口先生がおっしゃていた、人間の身体反応のパターンで、12種類に分けられます。

性格よりもっと根源的な無意識な反応で、その人の身体のアライメントにより特徴的な動作が見られるということです。

例えば、体の前で腕組みするとか、抱きマクラをかかえて寝るのが好き、という方は胸郭が硬い方が多い。緊張が高まるとさらに硬くなるので、緩めるために腕組みや何かを抱える動作を行うということなのです。

ですから「人と話しているときに腕組みなんて偉そうに・・」と思わず、「あぁ~この人、緊張してるのね。」と優しいまなざしを向けてあげてください。

胸の硬い人は猫背気味な姿勢、呼吸が浅い、寝つきが悪いもしくは眠りが浅い、感情表現が控えめ・・などといった特徴が見られます。

どうでしょう・・?周りを見渡して、「あの人!?」と思う方がいるでしょうか。

他にこんな体癖があります。

‘家の中では存在がうっとおしいくらいなのに、外へ出ると別人のように輝くタイプ’

↑これってまさにうちの旦那よ~!!

「なんなの~!!」と憤りを感じるくらいイライラしておりましたが、「あ、体癖なんだ~」と思うとあっさり諦めがつきました。

体癖って直すものじゃないですから・・

野口先生も、自分と相性の合わない体癖の患者さんがいらっしゃると、施術は断っていたそうです。整体は、施術する側とされる側とのエネルギー交換により治療が進むので、エネルギー交換できない相性の悪い相手にはいくら治療を施しても効果があがらないのです。

なんとなく近くにいてホッと安らぐ相手と、その人が視界に入るだけで緊張感を感じる相手とか、いないですか?

波長が合うとか、そういう言い方もしますが、基本的に人間は近くの人と同調する生き物です。

アクビはうつる、っていうでしょ。あれです。

隣の人がリラックスしていれば自分もリラックスするし、イライラもうつる。

赤ちゃんや小動物を抱っこすると気持ちがホワッとしませんか?

それは赤ちゃんや子犬・子猫などはすご~く体が緩んでるからなのです。なんの構えもなく、あるがままの存在。そうしたモノに触れると、同調して癒されるんです。

ペットセラピーというのはそういう事ですね。

脱線ついでに・・・赤ちゃんが熱をだしたら薄着にして抱っこしてあげてください。そのうちに抱っこしてる方も熱があがってきます。そして最後には二人とも熱が下がるそうです。(あくまでも整体学の考え方のひとつですから、それだけで治療になるわけではありません)